Spectator(スペクテイター)ZENを読んだ
最近気になっている本、Spectator(スペクテイター)を読んでみました。
毎回、特集ごとに内容が異なるようですが、今回読んだのが「ZEN」でした。
ZENはスティーブ・ジョブズもかなり影響を受けていおり、アメリカのカルチャーとも深い関係があるようです。
ZENをアメリカに広めた鈴木大拙
鈴木 大拙という人が1950年から約10年間、アメリカで、講演や講義を行ったそうです。鈴木 大拙の英文による禅の著書がこれまでも出版されていて読まれていました。そこで、鈴木 大拙が現れたことにより、それまで知識でしかなかった禅が具体的なイメージで理解されるようになった。そして。「ZEN」ブームにつながったようです。
文化人がZENの神秘性に影響を受けている
ダイセツの講演を知識人達も受けていたようです。
なかでも音楽家ジョン・ケージは、「四分三十三秒」というピアノの鍵盤に手を置いてもひとつの音も出さない作品にZEN思想をとりいれたといわれています。
ヒッピー達のインスタント悟り
ZENが広がってきたころに、禅センターに「悟り」を求めてヒッピー達が座禅を組みに集まってきました。その中には、ドラッグを使い、安易な方法で「悟り」を知ろうとしたそうです。しかし、時代を経てドラッグが追放され、本物の人だけが残ったそうです。やはり、ずるいことをする人はいるもんですが、最終的に本物が残るってところが面白いです。
いろいろなことが書かれていましたが結局「ZEN」ってなんだろうと思っていましたが、これだ!って思ったのがあったので紹介します。
「これが禅だ」っていうときに、それが禅になるわけでね。「無自覚の禅」は、いくらでもあるでしょう。野球選手のイチローなんて禅の塊みたいな話でね。
イチローは禅の塊みたいなものなのか。
なんか納得できますね。
とてつもなく集中している状態が禅なのかな。
この本を読んで今までは、「ZEN」というものは、中国や日本に大きな影響を与えているだけだと思っていました。「ZEN」はアメリカにも大きな影響を与えており、アメリカのカルチャーにも影響を与えていることが面白かったです。
Spectator(スペクテイター)の別の号も気になるので今度読んでみようと思います。