あたらしい書斎
書斎っていうと「仕事場」であったり、「趣味の部屋」だったりいろいろと想像できますが、「あたらしい書斎」ってどうあたらしいのか気になったので読んでみました。
本書から気になった部分について紹介していきたいと思います。
スマートフォンやインターネット環境による弊害
スマートフォンや携帯電話が普及する前には、移動中にじっと考えごとをしたり、本を読んだりしていた人が多いのではないでしょうか。そうした時間を私自身「やるべき仕事ができない」「手持ち無沙汰だ」と感じていたこともありますが、実は、そうした時間を使って学びや思索に没頭できたからこそ、物ごとを深掘りして新しいアイデアを考え出したり、長い本を読み通してまとまった知見を得たりすることができたのです。
そう言われると電車に乗って何もせず、考えごとをすることが少なくなったような気がします。確かに、電車の中とかぼっーと考えているといいアイデアが浮かぶことがあります。スマホでSNSやニュースを見ているよりも思索にふけるのもいいかもしれませんね。
書斎で集中できる時間を確保する
現代においては「細切れにならない、まとまった時間を作ること」が必要で、そのために有効な道具が、「書斎」となるはずです。
著者は自分の生活の中に、集中して学んだり考えたりする時間を意識的につくるべきで、自由に学んだり、考えたりするための時間を生み出す道具、つまり書斎が必要と述べています。
スマートフォンが出てきてからどこでも、電話、メール、インターネットやゲームをすることができる為、誘惑が多く、だらだらと時間を過ごしてしまいがちです。そのため、集中して何かに取り組むのは、意識的に時間を生み出すことは必要なことだと思います。
プロブロガーコグレマサト氏に学ぶ仕事場
集中して何かに取り組む環境づくりの例として、プロブロガーのコグレマサト氏の仕事場が紹介されていました。
コグレマサト氏は、自宅とは別に仕事場をもっているそうです。小さい子供がいるそうで、仕事は仕事場で家ではブログは書かないそうです。仕事場そのものがスイッチとなっていてオンとオフをしっかりと切り替えているそうです。
スイッチの切り替えを自分の頭だけで行うのでなく、場所や家具の役割として組み込んでしまう工夫
著者は、スイッチが入るまでの流れをシンプルにして、できるだけ脇道をできないようにすれば、オンとオフの切り替えがしやすくなると述べています。
誘惑の多い現代だからこそ、脇道を排除して、やるべきことに集中することが大切だということですね。集中できる環境をつくるのが書斎ってことのようです。
まとめ
本書では、具体的にIKEAを利用した書斎づくりについても書かれていましたが、今回は、集中できる時間をつくる為の「書斎」をポイントとして紹介しました。
本当に現代は、誘惑が多いです。意思だけでは、集中できる時間がつくることは難しくなっています。集中できる時間をつくる為には、集中できる環境(仕組み)をつくる必要であることがわかりました。
環境づくりって大事ですね。