たらこライフ

読んだ本、日々の気になることについて書いていきます。

心を動かす話し方

ビジネス書を読んでいる人で、知らない人はいないくらい有名なカーネギーカーネギー心を動かす話し方を読みました。

 

カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣

カーネギー 心を動かす話し方―一瞬で人を惹きつける秘訣

 

 

内容はとてもわかりやすく勉強になりました。 

本書の中で特に勉強になった人前で話す基本的な考え方について紹介していきます。

 

話す自信は人生の自信

人前で話す恐怖を克服することは、なすことすべてに自信がもてるようになるという大きな価値を持っています。この調整にこたえる人は、それだけで前より成長したことを自覚するでしょう。人前で話す恐怖に打ち勝つことは、とりもなおさず、より豊かで充実した人生へと踏み出すことだということがわかるでしょう。

「話す自信は人生の自信」ということばですが、すごく納得しました。

以前、会社の朝礼で話す機会がありましたが、緊張してしまいうまく話すことができませんでした。逆に私とは違い堂々と自信をもって話をしている人もいました。やはり堂々と自信をもって話している人は、普段から自分に自信をもっているように見えます。まだ私は、人前で話す恐怖に打ち勝つことができていないのだと思います。恐怖に打ち勝つ事ができれば、人生がさらに豊かになるかもしれませんね。人前で話すということは人生においてとても重要であることがわかりました。

 

人前で話す恐怖についての事実を知っておく

事実1 人前で話すのがこわいのはあなただけではない

事実2 ある程度の演壇恐怖症は、かえって有益である

事実3 演説や講演の専門家も、演壇恐怖症が完全になくなることはないと告白している

事実4 演説をするのをこわがる主な理由は、たんに人前で話すことに慣れていないというだけのことにすぎない

本書では、上記のような事実があることが書かれていました。このことを知っているか知らないかは結構大きいなと思いました。

演説や講演の専門家も、演壇恐怖症が完全になくなることはない」という事実ですが、講演の専門家はまったく緊張せず話ができていると思っていました。でも実際は完全に恐怖がなくなることがなく、人前で話すのがこわいのはみんな同じであることはちょっと勇気づけられます。

そして「演説をするのをこわがる主な理由は、たんに人前で話すことに慣れていないというだけのことにすぎない」という事実ですが、このことにもすごく納得しました。

わたしも大学の頃こんなことがありました。大学で卒論の発表会があり、卒論の研究結果を発表する機会がありました。このとき、発表の時間が決められており、ペース配分をうまくしなければいけなかったので、友人と一緒に何回も発表の練習をしました。何回も練習したおかげで、本番ではあまり緊張せず、質問されても冷静に回答することができました。このような経験から練習はとても効果的だったと思います。

あるテーマで人前で話す機会がある場合は、練習はとても重要ですね。

 

人生から直接学んだことを話す

人生から本人が学んだことについて話す人は、けっして聞き手の注意をそらすことはありません。ところが私の経験によると、話し手たちは、なかなかこの見解を受け入れようとしないものです。彼らは、自分の経験などとるに足らない、特殊なものだという気持ちから、それを話題として取り上げるのを避けてしますのです。

本書で書かれているとおり、自分の経験は軽視しがちです。そのため、あまり自分が学んだ話をせず、一般論で終わってしまいます。一般論で終わってしまうと話はとてもつまらなくなってしまいます。

逆にその人が人生から学んだことはすごく勉強になる為、興味をひかれます。ビジネス書なんかは、著者の人生から学んだことについて書かれているものですから、とても納得できますね。人と話すときは自分の経験に基づいた話をすると聞いている人の心をつかみやすいことがわかりました。

 

さいごに

今まで、「話し方」について書かれている本は読んだことはありませんでしたが、話すということが人生を大きく変える可能性があることがわかりました。

「話す自信は人生の自信」このことばがすごく印象的だったので、これから話すということについてもう少し勉強していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

ホイホイ記憶術

ホイホイ記憶術を読みました。

どうやら伝説的ベストセラーだそうなのでとりあえず読んでみました。

読んでみると記憶に関して勉強になったところがあったので少し書いていきたいと思います。

 

年齢によって、記憶に適した方法がある。

ある学者の研究によると、男は十三歳、女は十一歳になると、機械的な記憶が減り、構造的な記憶(意味や論理をふまえた記憶)がそれに代りはじめる、とされています。つまり、中・高校生では、まる暗記より、内容を理解したうえで憶えたほうが、その年齢の記憶パターンに合致している、ということになります。

ただ覚えるだけのまる暗記という方法は間違っていて、内容の理解や記憶する内容に関連する事柄を覚えていくことが大切なようです。

 

すでに知っているものと結びついた記憶は、確実なものになる

記憶とは、バラバラに存在するものではありません。建築と同じで、基礎から積上げていくものです。赤ん坊のときから習得・復習してきた〝基礎情報〟に、新しい情報をうまく根づかせることが、そのまま記憶の増進になります。心理学では、これをアンカリング(イカリを下ろすこと)と名づけますが、実際、私たちは、アンカリングを無意識のうちにやっています。

そう言われるとそんな気がしますね。

まったく知らないことについて覚えるのに時間がかかりますが、

基礎知識があれば、覚える時間が短いような気がします。

まる暗記することが記憶に適していないというのは、関連づけて覚えないから記憶に定着しづらいのだと思います。

 

メモでまにあうののは、記憶しないようにする

人間が記憶しようとするときには、脳細胞を最大限に働かせると同時に、心的なエネルギーを十分に注入する必要があります。勉強のあとで、頭をはじめ全身が、ぐったりとした疲労に陥るのもそのためです。

 今まで全然意識したことがありませんでいたが、記憶にはすごくエネルギーがかかっているようです。メモをすることで記憶を節約し、必要なことを記憶する為にエネルギーを残しておく必要がありますね。

 

まとめ

記憶を定着させる為には、まるごと暗記するのではなく関連することも一緒に覚えることで記憶が確かなものになるようです。

歴史なんかは、歴史小説やマンガでエピソードを知っておくと簡単に記憶できるみたいです。

確かドラマの「ドラゴン桜」でも同じようなことを言っていました。

古文では、その時代の暮らしがイメージできないからピーンとこない。

だからマンガを読んでイメージをつかむことが大事。みたいなことを言っていました。

 

とりあえず、脳のエネルギーを節約するためにメモを活用したいと思います。

 

 

ホイホイ記憶術

ホイホイ記憶術

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Spectator(スペクテイター)ZENを読んだ

 

スペクテイター〈31号〉 禅

スペクテイター〈31号〉 禅

 

 

最近気になっている本、Spectator(スペクテイター)を読んでみました。

毎回、特集ごとに内容が異なるようですが、今回読んだのが「ZEN」でした。

 

ZENはスティーブ・ジョブズもかなり影響を受けていおり、アメリカのカルチャーとも深い関係があるようです。

 

ZENをアメリカに広めた鈴木大拙

鈴木 大拙という人が1950年から約10年間、アメリカで、講演や講義を行ったそうです。鈴木 大拙の英文による禅の著書がこれまでも出版されていて読まれていました。そこで、鈴木 大拙が現れたことにより、それまで知識でしかなかった禅が具体的なイメージで理解されるようになった。そして。「ZEN」ブームにつながったようです。

 

文化人がZENの神秘性に影響を受けている

ダイセツの講演を知識人達も受けていたようです。

なかでも音楽家ジョン・ケージは、「四分三十三秒」というピアノの鍵盤に手を置いてもひとつの音も出さない作品にZEN思想をとりいれたといわれています。

 

ヒッピー達のインスタント悟り

ZENが広がってきたころに、禅センターに「悟り」を求めてヒッピー達が座禅を組みに集まってきました。その中には、ドラッグを使い、安易な方法で「悟り」を知ろうとしたそうです。しかし、時代を経てドラッグが追放され、本物の人だけが残ったそうです。やはり、ずるいことをする人はいるもんですが、最終的に本物が残るってところが面白いです。

 

いろいろなことが書かれていましたが結局「ZEN」ってなんだろうと思っていましたが、これだ!って思ったのがあったので紹介します。

「これが禅だ」っていうときに、それが禅になるわけでね。「無自覚の禅」は、いくらでもあるでしょう。野球選手のイチローなんて禅の塊みたいな話でね。

イチローは禅の塊みたいなものなのか。

なんか納得できますね。

とてつもなく集中している状態が禅なのかな。 

 

この本を読んで今までは、「ZEN」というものは、中国や日本に大きな影響を与えているだけだと思っていました。「ZEN」はアメリカにも大きな影響を与えており、アメリカのカルチャーにも影響を与えていることが面白かったです。

 

Spectator(スペクテイター)の別の号も気になるので今度読んでみようと思います。

 

 

 

 

 

フリーエージェント社会の到来

 

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

 

最近、新装版が出ましたがこちらを読みました。

この本が発売されたのが、10年以上前ですが、今やっと日本も「フリーエージェント」とか「フリーランス」という言葉をよく聞くようになったと思います。

10年以上前の本ですが、読んでみて勉強になりました。

その中から印象に残った部分を書いていきます。

 

フリーエージェント登場の背景 

1⃣従来の労使間の社会的契約、すなわち従業員が忠誠心と引き換えに会社から保障してもらうという関係が崩壊した。
2⃣生産手段が小型で安価になって個人で所有できるようになり、操作も簡単になった。
3⃣繁栄が社会の広い層に行き渡り、しかも長期間続いている結果、生活の糧を稼ぐことだけが仕事の目的ではなくなり、人々は仕事にやりがいを求めるようになった。
4⃣組織の寿命が短くなり、人々は勤め先の組織より長く生きるようになった。 

 上記のことで、フリーエージェントが登場したようです。

上記のことを考えると、フリーエージェントが登場するのは、必然といえますね。

 

フリーエージェントとなる目的 

フリーエージェントにとって重要なのは、安定より自由。
フリーエージェントの労働倫理を構成するのは、「自由」「自分らしさ」「責任」「自分なりの成功」

 

組織に雇われずに働くことを決めた最大の動機は、金ではなし。回答者の九割は、「自分の優先順位に従って、他人の指示を受けずに行動したい」というのを最大の動機としてあげている。

 フリーエージェントとなる動機は、やはり「自由」があげられています。また、「他人の指示を受けずに行動したい」のが動機となっているようです。

自分らしさを追求することでやりたい仕事をする。また、働く時間を縛られることなく、ライフスタイルにあわせて働くことができるからのようです。

 

タテからヨコの忠誠心へ

自分の人的な資源をひとつの会社にすべてをつぎ込むのではなく、複数の顧客やプロジェクトに投資する。保障だけでなく、忠誠心も様変わりした。上司や組織に対するタテの忠誠心に代わって、ヨコの忠誠心が生まれた。こうして、フリーエージェントは、機会(金、学習機会、人脈)と引き換えに、能力(商品、サービス、アドバイス)を提供するようになった。

フリーエージェントの人とのつながり

フリーエージェント達は、ひたすら孤独に耐えるのではなく、様々な小規模グループをつくっている。
フリーエージェント・ネーション・クラブは、会員がときどき集まって、お互いにビジネス上のアドバイスをしたり、助け合ったりするグループ。アメリカでコミュニティーが崩壊しており、フリーエージェントがその傾向を加速しているという主張に疑問を呈するものだ。コミュニティーは死んだわけではない。コミュニティーの性格が変わっただけだ。 

ヨコへの忠誠心が誕生し、ヨコへのつながり形成されているようです。

フリーエージェントは、グループを形成しアドバイスをしたり、助けあったりしているようです。

フリーエージェントにとってヨコのつながりで非常に重要なことがわかります。

 

フリーエージェントが登場した背景をみると、なるほどなって思いました。

これからは、日本でもフリーエージェントがますます増えてくると思います。

フリーエージェントとして、一人で仕事するのではなくヨコのつながりをつくり、助けあっていくことが必要になることがわかりました。

 

 

会社に縛られる働き方にうんざりしている人や、ライフスタイルを大切にしたい人には勇気づけられる一冊だと思います。

また、これからの社会の変化のヒントとなるので、一度読んでおくとよい本だと思います。

 

 

 

 

あなたの天職がわかる16の性格

先日、紹介した稲盛和夫「働き方」で、

「天職」とは出会うものではなく、自らつくり出すもの

とありましたが、少しでも自分の性格がどんな職業に向いているのかはやはり知っておいたほうがいいと思います。

 

そこで、おすすめなのがこれです。

 

あなたの天職がわかる16の性格

あなたの天職がわかる16の性格

 

 

この本では、簡単なチェック項目で自分にあっている仕事がわかります。

最初の数ページで診断ができ、その後のページは性格タイプと長所、短所、適職について記載されています。

 

まず、はじめに

天職を見つけるには、まず自分自身を知ること

満足のいく仕事は、自分がもっとも「楽しめる」ものの延長線上にある。このことに、人生の早い段階で気づく人はすくない。

思い悩んだときには、とにかく、自分とは何者か知ることに集中しよう。

 就職活動でも、自己分析をして自分はどんな性格でどんな特性があるのかを確認します。やはり自分自身を知ることが基本となるようです。

 

生活タイプを判別するには

・どのように他人や社会と接し、どのような状態にあると元気がでてくるか。(外向内向)

・どちらの情報に注意を払っているか。(五感⇔直感)

・どのように決定をくだすか。(思考⇔情緒)

・どのようにものごとを進めるか。(決断⇔柔軟)

性格タイプには上記の四つの特質があり、

特質の組み合わせで自分にあう働き方が診断できます。

 

性格のタイプには16タイプあり以下のように分類されています。

ESTJ型(責任者) 責任をはたす人、組織に忠実なビジネスマン

ISTJ型(努力家) ひとりでコツコツ努力する人、時間得をかけて正しいことをする人

ESFJ型(社交家) 人の役に立ち感謝されたい人、思いやりにあふれた社交的な人

ISFJ型(組織人) 組織の中で生きていくひと、名誉にかけて義務をはたす人

ESTP型(冒険家) 楽しさを求めて冒険する人、多忙が大好きな人

ISTP型(実務家) 危険やスリルを求める人、独立心の旺盛な実務家

ESFP型(楽天家) 活発に行動する人、「くよくよするな、幸せになろう!」がモットー

ISFP型(職人肌) 調和を願う繊細な人、不言実行の控えめで温厚な人

ENTJ型(リーダー) 人のうえに立ち出世を求める人、生来のリーダー

INTJ型(アイディアマン) アイディアを発想する人、能力+自主性+完璧ぺき主義者

ENTP型(企業家) 強い印象を与えて人を興奮させる人、生まれながらの企業家 

INTP型(戦略家) 完全無欠を求める人、独創的に問題を解決する人

ENFJ型(チームプレーヤー) 人の幸福を願う人、PRが得意な社交家

INFJ型(理想家) 誠実で協調する人、縁の下の力持ち

ENFP型(創作者) 可能性を追求する人、好奇心のかたまりの名交渉役

INFP型(芸術家)  心の平和を求める人、胸のうちい情熱を秘めた芸術家

 

ちなみに私は、ISFP型(職人肌)でした。

読んでいくと結構なるほどと思うことがあり、参考になりました。

 

就職活動や転職、自分を見つめなおしたいときに読むといい一冊だと思います。